空調関連 風路断熱材



発泡樹脂成形品による風路(空気の通り道)構造には、多くの実用的なメリットがあります。
特に、冷蔵庫や空調機器、冷凍・冷蔵倉庫などで気流制御と断熱を両立する構造材として使われることが多いです。
発泡樹脂成形品による風路の主なメリット
1.断熱性と気流誘導の両立
EPSは優れた断熱性を持ち、同時に自由な形状成形が可能。気流の通り道を効率よく設計しつつ、外気の侵入や冷気の漏れを抑えることができます。
2.軽量で構造に負担をかけない
EPSは非常に軽量な素材であり、風路部品として使っても装置全体の重量増加を抑えられます。また、搬送・組み立て・メンテナンスが容易です。
事例
近年、様々な業界のメーカー様より、高気密・高断熱を実現する製品の高性能化のご相談を受けることが多々あります。
当社の得意とする技術を組み合わせることで、空調・冷凍・冷蔵分野など様々な産業機器メーカー様の機器に採用されています。
風路断熱材の特長
- 金型を用いて風路・ダクト・支持構造を一体で成形可能。部品点数が減り、製造や組立工数の削減ができます。
- 樹脂ダクトとのインサート成形により、シール材やコーキング材を使用せず、気密性を向上させます。
- 発泡樹脂による軽量化で、搬送や組立性が向上します。
- 高圧洗浄機によるメンテナンスでも耐えられる素材、難燃性能UL-94-V0をクリアーした素材でも提案ができます。
- 自社設計によるインロー形状の提案高気密・高断熱化、発泡樹脂による軽量化で、搬送効率や組立性が向上します。
- 複雑な3D形状でも自由に金型で成形できるため、最適な風路設計が可能です。
- 曲線・斜面・段差などを容易に設けられ、流体的にも効率の良いダクト構造をつくることができます。
主な用途例
- 分野EPS風路の使用例冷蔵庫
- 冷凍庫ファン周りや冷気ダクト部の構造
- 断熱材空調機器気流ガイド
- 吸排気ダクト
- 医薬品輸送ボックス
- 冷気循環用の風路設計付き断熱容器
- 自販機や冷温庫内部空気循環通路としての成形材