旭化成株式会社|発泡樹脂製品の設計・開発・量産まで一貫生産対応。独自技術でお客様のニーズに応えます。

VIP一体パネル断熱材
(KING of 断熱材)

VIP一体パネル断熱材

VIP(真空断熱材)と発泡樹脂(EPS)を一体化した断熱パネルには、それぞれの特性を活かした複合的なメリットがあります。今後は、低温輸送用の断熱材や、産業機器等の断熱部品として採用の可能性が広がります。

【採用が考えられる製品】

  • 冷蔵庫や冷凍庫の断熱パネル
  • 住宅の高断熱パネル(ZEH仕様)
  • クールボックスや医薬品輸送容器
  • 冷蔵トラックや冷凍コンテナ

事例

近年、断熱高性能化の需要拡大を受け、様々な業界のメーカー様より、VIP(真空断熱材)と発泡樹脂の一体化についてのお問い合わせを承っていました。

当社は古くから、発泡樹脂と樹脂や金属とのインサート成形を得意としています。
そうしたコア技術を更に発展させ、VIP(真空断熱材)を発泡樹脂の中心に埋没させたVIP一体パネルの技術開発を実現させました。

VIP一体パネル断熱材の特長

  • VIP(真空断熱材)は、非常に低い熱伝導率(0.004 W/m・K程度)を持つため、薄くても高い断熱性能を発揮します。EPS(発泡樹脂)は断熱性に加えて軽量・加工性・緩衝性が高く、構造のサポートとして有効です。一体化により、薄型ながらも優れた断熱性能と物理的な強度の両立が可能となります。
  • VIP単体におけるエッジ部などの弱点(熱橋)を補い、EPSが周囲をカバーすることで熱橋の影響を低減。パネル全体を断熱ムラが少ない構造にできます。
  • 非常に脆弱なVIPをEPSで囲むことで、VIPの保護層として機能し、現場での取り扱いや施工中の損傷リスク減少が期待できます。
  • VIPとEPSを組み合わせることで従来の断熱材に比べてより薄く、かつ同等以上の断熱性能を実現可能。住宅や冷蔵庫など、限られた空間での有効利用に適しています。
  • EPSが外力や湿気からVIPを保護することで、VIPの寿命を延ばす効果が期待できます。
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